クローズアップ現代 NHK10月14(水)放送コンビニ弁当 値下げ競争の舞台裏:”「便利さ」を徹底的に追求してきたコンビニエンスストアは、次々と新商品やサービスを開拓し、これまで不況知らずの成長を続けてきた。しかし、今回の未曽有の不況の中、かつて経験したことがない苦境に立たされている。その最大の要因は、弁当や総菜の落ち込みだ。飲料や雑誌など一緒に他の商品を買ってもらえる弁当は、最大の"キラーコンテンツ"と言われていた。この売り上げ減少の背景にあるのは、消費者の変化。スーパーや量販店が次々と売り出す激安弁当に客が殺到するように、「便利さ」よりも「安さ」が重視されているためだ。”
そもそもニッポン人は昼飯に拘りすぎだった。今朝のアホ朝連続ドラマを見たが、主人公の新しい職場の上司が食っている「愛妻弁当」に驚倒。昼間からかさだかい豪華な三重の重箱をむしゃむしゃ食っている。あれはいくらなんでも食い過ぎで、見ていてキモチが悪くなった。そういう平成ニッポンのバブル的風潮が見直されつつあるのが、今のコンビニ弁当の売り上げ不振の根本原因だろう。
コンビニでいま売られている弁当は、いずれもツーマッチでカロリーが高すぎる(だからあのまずい幕の内弁当を栄養士は薦めるらしい)。それが売れなくなったのはNHKクニヤは不況が原因だとかアホなことを言っていたが、今までがバブルで異常だったに過ぎない
先進国では、接待でもない限り、昼飯はホットドッグかサンドウィッチと決まっている。日本のバブル以降の食生活が食い過ぎでお金のかけ過ぎだったのである。昼飯なんかにお金を使わなくなったのは、とてもいい傾向である。
今までのこの異常な風潮を人為的につくり出して自分らが儲けようとしてきたのが「農村既得権集団」だ。マスコミを総動員して、本来は質実剛健だったはずの日本人を「オイシ〜!」絶叫連発のバカ民族に堕落させてしまった。あいつらがマスコミを通じてこういう国民洗脳活動をはじめて以来、ニッポン人は食いものことしか考えない卑しい民族になってしまったのである。悲しい哉。いまそれが通じなくなってしまったので彼らは慌てている。
ところが、今日スーパーに行ったが、主婦たちはいまだに商品の原産地表示を必死に見ている。国産食材は二倍もするのに、わざわざ選んでそれを買っているのだ。アホかと思うが、農協(全農中)のメディア支配力たるや、まだまだ恐るべし。国民の無知さ加減を増長させ、さらにそれにつけ込んで儲けようとするのは悪質である。でも、いまの不況で、すくなくともお父さんたちは食い物にお金を掛けなくなったとすれば、それはとてもいい傾向である。資本主義発展の原点が、食い物に対する出費の節約にあるのは、江戸時代の商家の決まり事を見ても明らか。ニッポンの将来のためにも、質実剛健の風潮が定着することが望まれる。
5 件のコメント:
Yochomachi先生
初めてコメントと投稿します。
アメリカの公立高校に通っていましたが1ドルの学食を節約するためにニンジンスティックを齧っていた赤毛の女性の友人を思い出します。 鮭弁当の私も大好きですよ。
鮭も好きなのですが、冷えるとあまり美味しくないですね。でもこれは好みの問題か。それはともあれ、グルメに醜悪なまでに拘る「昨今のニッポン人若者」はカッコワルイです。これではニンジンだけで頑張るアメリカ人女性に負けてしまう。
http://www.softbrain.co.jp/mailmaga/back130.html
「実は民主党も自民党も農業の本質に触れることができないのです。ここは大票田であり、皆が媚を売っています。農業問題の本質は政府の過保護と長い間に形成された利益団体の巨大さです。そこにはタブーがあり、ウソと欺瞞が作られるのです。」
「中国に多く存在する安くて質のよい産物を否定すべきではありませんし、日本食品の問題を無視すべきでもありません。出身地の山東省には日本と韓国の食品工場がたくさんあります。そこで働いている中国人が工場の製品を食べたくないというのです。
なぜならば、あれこれたくさんの添加物を入れるからです。当然、その添加物は日本や韓国から持ち込んだ「ハイテク」なものです。中国本土の保存剤の主流は未だにコストの安い塩です。日本は「減塩」を過信しているため、その代わりにたくさんの「ハイテク」な添加剤を入れる訳です。」
「日本の農薬使用量は世界平均の6倍。
日本=1.5トン、韓国=1.2トン、イタリア=0.78トン、フランス=0.59トン、イギリス=0.58トン、ドイツ=0.29トン、アメリカ=0.21トン、カナダ=0.07トン、OECD平均=0.25トン。」
「今でも日本滞在中には千葉で農業をしている私ですが、農村の現場に居ないと絶対分からない実態を知っています。ここで言えるのは日本の農業を知らない人が多すぎるということです。皆、役所や利益団体が誘導したとおりの方向を見ているだけです。私が言いたいのは「農業が弱いのは国が保護しすぎたから」です。」
おっ、宋文洲さんの記事ですか。いつもいいことを言っている人ですが、あの人が自分で農業をやっているとは知らんかった:
メールマガジンバックナンバー 第130号 | ソフトブレーン株式会社: "日本人が知らない日本の農業
宋 文洲"
もともと、台所というのは、武家の大きな屋敷にしかなかった。当然料理するのは、男です。明治になって、給料が分割されたので、貴族階級であっても、人を減らさなければならくなった。だから、奥さんが料理をつくることを流行らせようとした。で、時代はずっとおりてきて、第二次世界大戦後、アメリカの洗脳映画のおかげで、笑、システムキッチンができ、女が大昔から料理していたがごとく、で、愛妻弁当やら、家庭内の権力バランスで愛妻弁当がない場合は、豪華ランチやらなんですね。
で、もっと面白いのは、本物のシャケを使ったらお弁当の値段はもっと高くなるってことです。私は若いときアルバイトしていたから、結構、面白いビジネスだなぁとは思っていましたけど。あと、散人さんも想像はついているとは思いますけど、食材費が一番安いんです。人件費が高いって? 人が働いているんだし、私だって、給料下がったらやめるし、でも、それ以上に割合的に高くて、ここが一番儲けているんでしょうね。とにかく、社長が注意していたし、べてらん従業員も声にだして注意していたぐらいですから。笑
結構、日本も、見えないところで、がめついというか、だいたい、こういったことは、一切、本には書いてありません。こういうことが、私の人生に多いので、本を読めば頭がよくなるみたいな人は、単純に鴨葱な人でバカだと信じて疑いません。笑。そうそう、アメリカのことを信じない割りに好きなのは、アメリカはなんでも調べるんですよ。盗聴してまで。笑。キング牧師が喫煙していたこと、乱交パーティをしていたこととか。だからか、オバマの喫煙については、秘密にするとまずいと思ったのでしょうね。というわけで、アメリカはやたら嘘をつくわりには、真実もしっかり調べたりするところは、大好きだったりします。
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